第3話 戦火の王城

「ちっ、行き止まりか………」
「どうするドラ?」
「2人共待って」
 地団駄を踏む2人をリリスは手で制し、新たに覚えた魔法の呪文を口にする。
「我と共に生きるは探求の精霊! ディテクト!!」
 この魔法は術者の魔力を周囲に放射し、トラップや仕掛け、宝箱の中身を調べることが出来るというものだ。
 リリスは前回のような事態に陥らないようにと、この魔法を覚えた。
「あれは………魔法陣ドラ!」
 ドランの言うように、リリスの魔法によって現れたのはルーン文字の刻まれた魔法陣だった。
(この魔法陣、ルーン文字を読むことで発動するタイプだ)
 リリスはそう思った。以前、これと似たような魔法陣を彼女は本で見たことがあったのだ。
「これ、乗っても発動しないぜ」
「ルーンを読まないと発動しないと思う。それにしても───」
 リリスは軽く溜め息をつきながら2人に向かって言った。
「ちょっと厄介かもしれないわ………」
「解読出来ないのか?」
「そうじゃないけど。ただ、高度なルーンの組み合わせだったからちょっと戸惑っただけ」
「でも、それだけのことがすぐに分かるなんてリリスさん凄いドラ」
「本で前に見たことがあるからよ」
 リリスは照れながらそう言った。
「じゃあ出来るんだな?」
 ディールは改めてリリスに聞いた。
「もっちろんよ!」
 リリスは2人に向かってパチリとウインクしてみせた。
 話を切り上げてリリスはルーン文字の解読を始める。
「風の女神と───精霊の加護の下に………。遥かなる時の彼方よりの………万物の生命(いのち)を育む風の輝きは───永遠に絶えることはない。時に優しく、時に激しく………風はその姿を自在に操らん」
「………………」
 魔法陣は全く反応しない。
「何だよ、何も起こんねーじゃねぇか。………………!?」
「眩しいドラッ!!」
 突然のことだった。魔法陣から直視出来ない程の温かい風が溢れ出し、3人を飲み込んだのは───。
「いったぁーい!」
 着地の時に腰をぶつけたのだろう、リリスは腰をさすっている。
「見ろ。あれが───」
 3人の眼前には美しい泉が湧き出ている。
「風の女神の護る泉………」
 ディールはすっくと立ち上がり、まるで泉に引き寄せられるかのごとく歩き出す。
「───!!」
 痛いぐらいの視線と気配に気がつき、彼は剣を抜いた。
「何かいるドラ」
 奥から1頭の白い狼のような獣が飛び出す。その獣の毛並みはとても鋭く、氷のように透き通っている。
「我が名はフロスティ………六大女神に仕える者也。ディールにリリス。主らはこの泉をどうするつもりだ」
(しゃべった!? まさか───!?)
 リリスとディールは同時に思った。
(聖獣!!!)
 聖獣とは精霊や天使と同様、天上界からクロムウェルを見守る存在であり、神に次いで力を持っているとされている。精霊使いや召喚士ならば契約を結ぶことで、召換することもできるというが………。
「王様のためにどうしてもその水が欲しいんだ」
「ほう。だが人間は我欲のために生きる弱く、とても愚かな生き物だ。そんなヤツらにこの泉の水を渡すわけにはいかない。どうしても欲しいというのなら、この私を負かしてみるがいい」
「上等だぜっ!!」
 聖獣相手に冒険者若葉マークの2人がかなうはずがない。いや、かなうどころか無謀もいいところだろう。
「これでも喰らえ! ファイア−ドライブッ!!」
 ファイアードライブは炎を纏った剣で攻撃するディールの新技だ。
 だが………。
「効いていないドラ!」
 氷狼の周囲に張り巡らされた氷のバリアに阻まれ、攻撃が通用しない。
「トゥインクルスターッ!!」
 リリスも星属性の特技で戦うが、やはりバリアに阻まれてしまう。それどころか氷狼の放ったブリザードの魔法をまともに喰らってしまって身動きが取れない。
「リリス!」
「やはり人間は弱く、そして愚かだ」
 氷狼の侮蔑を含んだ言葉に反応したのか、ディールは剣を握り直し、フロスティへと飛びかかる。
 ガキンッ!!
 ディールの剣───ムーンブレイドと氷狼の氷のたてがみとが激しくぶつかり合い、火花を散らす。
「人間は───お前の思ってるようなヤツばっかじゃねぇ!!」
「そうよ、あたし達の中には確かに悪い人達もいる。けれど───」
 ブリザードの魔法から立ち直ったリリスもディールに続く。
「それ以上に素晴らしい人はたくさんいるわ。きっとあなたも信じてる人がいるから契約を結ぶんでしょう?」
「………………」
 氷狼は身動き1つせずにただただリリスのことを見つめている。その美しいライトブルーの瞳で───。
『お止めなさい、フロスティ。この2人は正しい人間だわ』
 凛とした女性の声が洞窟内に響き渡る。
「誰だ? 一体………!?」
「恐れ多いぞ。風の女神、ウインディ様に向かって!!」
「風の女神、ウインディですって!?」
 風の女神ウインディといえば、現在存在するといわれている神様の中でもかなり高位である六大女神の女神ではないか!!
 女神が人前に現れることなど滅多に有り得ない。2人は呆気に取られて呆然としていた。
『この2人はオーブの勇者になる資格があるわ。かつてディオルトやルフィーエルがそうしたように───』
「オーブの勇者!?」
 目まぐるしく変わる事態のお陰で2人の頭の中は疑問符で一杯だ。
「地・水・炎・風・雷・光の6つのドラゴンオーブのことだ。ルフィーエルが仲間と共に封印した大悪魔メフィストフェレスを再びこの世界に甦らせようとする輩がいる。率直に言えば、6つのオーブを集めて邪な者を倒せということだ。そしてそのうちの1つである風のオーブがある」
 ルフィーエルとはリリスの幼い時からの憧れである『伝説の魔術師』だ。その知名度はとても高く、クロムウェルの者なら子供だって知っているくらいである。
 フロスティはリリスの方を見遣ると話を続けた。
「私は主らを信じることにした。だからこれを渡そう」
(あっ、あたしにこれを………!?)
 リリスはフロスティから緑色に輝くオーブを受け取るとたちまちオーブは姿を変えた。
「オーブの封印を解くことができるのは選ばれし勇者のみ。リリスよ、お前にはまだまだ未知の力が眠っている。それは使い方によっては世界に平和をもたらすことも破滅をもたらすこともできる力だ」
 氷狼はリリスの資質を見抜くとそう言った。
「あたしに………そんな力が!?」
「いずれ分かるはずだ」
『2人共泉の水面を見て下さい。ここがどこだか分かりますか?』
 氷狼に変わって今度は女神が話し出す。
 泉の水が揺らめき、水鏡へと姿を変える。映し出されたのは黄昏の城、サンルーザ城だ。
「あれは………サンルーザ城!?」
「サンルーザ城が………燃えている」
 炎が舞を踊り、空を焦がしていく。このまま放っておけばサンルーザは確実に焼け野原と化すだろう。
『あそこの宝物庫には光のオーブが眠っているのです。あれは───』
 そう言って女神は少し俯いた。
『初代サンルーザ王と交わした約束により、地下に封印されていたのですが、邪な者たちがそれを狙っているようなのです』
「そんなことをするのは誰なの!?」
「闇の………魔術師、グレイドハザールだ」
(闇の魔術師!? 確かルフィーエルの伝説にも出てきた………)
 フロスティの口から出てきた『闇の魔術師』という名前に2人は聞き覚えがあった。
『さあ、急ぎなさい。あれを止められるのは貴方達だけ………。泉の裏の魔法陣から外に出られます』
「リリスにディール。主らとはきっとまたすぐに逢うことになるだろう」
『あなた方の無事をお祈りしています………』
 2人は女神と氷狼の言葉を背に受けながら泉を後にした。
 

「リリス、ディール! 強行突破だ!!」
 ここはサンルーザ城上空。リリスとディールは完治したドランに乗って(もちろん、巨大化した状態で)サンルーザまで戻ってきたのだ。
 サンルーザ城は別名『黄昏の城』と呼ばれている。だが今ではその黄金に輝く城のあちこちに火柱が立ち、広大な庭園は辺り一面火の海と化していた。
「突っ込むから2人とも体勢を低くしてろ!」
(ドランって、巨大化すると喋り方が変わるのね)
 ドランの話し方のギャップにリリスは驚いていた。が、しかし今はそんなことを呑気に考えている場合ではない。
「気を引き締めていくぜっ!」
 ガシャン!
 絢爛豪華な造りのステンドガラスが砕け、3人は城内へと突っ込む。
「王様を離せっ!」
 鞘からムーンブレイドを引き抜き、ディールは正眼に構える。
 サンルーザ王はというと、パラライズの魔法をかけられて硬直している。
「あわわ………国王様がっ!」
 兵士達は慌てるばかりで誰も動こうとしない。
 リリスはその兵士達の中に見慣れた人物がいることに気がついた。
「お母さん! それにディールのお父さんも!! どうしてここにいるの!?」
「私達はたまたまサンルーザに買い出しに来たところだったの。そうしたらいきなり城が火事に見舞われて………」
「ファリアの話によると、この炎は魔術の類ではないかと言うんだ」
(炎の魔術………まさか………な)
 ディールは剣を繰り出しながらリリス達の会話を聞いていた。炎の魔術を使う人物に心当たりがないわけではない。
「とにかく、みんなを避難させるのが先決ね」
「うん。ドラン、みんなを乗せて安全なとこまで逃げて!」
 リリスはドランに頼んだ。そしてすぐさま戦闘態勢に移る。
「ポイズンミスト!」
「うっ、ごほっ!!」
 唐突に繰り出された魔法。
 ディールは毒の霧をまともに受けて咳き込む。即死する程の強い毒ではないようだが、身体の自由を奪うには十分だろう。
(プレキャスト!? ううん、違う。この威力はプレキャストじゃ出せない!)
 本来、魔法は呪文によってその効果を現す。だが、呪文を唱えなくても魔法を使うことは出来る。これがプレキャストである。プレキャストは普通に呪文を唱えた時に比べて威力が落ちるというのが人間の魔術師の一般常識だ。
 ではあの黒ローブの魔術師は人間ではなく、モンスターが変身した姿なのだろうか?
 しかしこれもまた違う。理由はモンスター特有の邪気を感じないからである。
「リリス! 魔法で戦………え」
「我と共に生きるは水の精霊! ウォーター!!」
「フッ!」
 黒いローブの魔術師が手をかざす。すると、声もなしに魔法を反射する壁が現れる。
「うわっ!」
 リリスの放った魔法が透明な壁に反射し、彼女に跳ね返ってくる。
(リフレクション!?)
 リリスは魔術師の反撃を躱しながらそう思う。
「ファリア! ディールの毒を治療してやってくれ!!」
「我と共に治すは癒しの精霊! メディカル!!」
 ファリアの持つ杖から優しい光が現れ、ディールを包み込む。彼が毒の治療を施してもらっている間、情け容赦なく繰り出される魔法をリリスが必死に防いでいる。
「サンキュ!!」
 礼も程々に、足早に駆けるディール。
(あいつを前衛に長居させるわけにはいかない)
 魔術士は後衛で攻撃魔法や援護のための魔法を使うのが得意なため、接近戦は不利だ。しかも、戦士のように鎧を着ているわけではないので、防御力はどうしたって落ちてしまう。だから、魔術士は後衛にいるのがセオリーなのだ。
「クリスタルセイバーッッ!!」
 ディールは高く跳躍しながら勢い良くムーンブレイドを振り下ろす。その動作はとても毒を受けたばかりとは思えないくらい機敏だ。
(手ごたえはあるな………)
 ディールは剣から伝わってくる衝撃を感じながらそう思った。
「お母さん、もしかして召喚魔法を使うの?」
 ファリアは無言で頷き、宙に光の魔法陣を描く。
「汝、契約に従い遥かなるアストラルの地より来れ! コール、フェンリル!!」
(相変わらずの手並みだな………)
 ディールと一緒に攻撃を仕掛けているライトは密かにそう思った。
 突如、何もない空間から現れた聖獣。それは先程リリス達がアーリア鉱山で逢った氷狼だった。
「フ………フロスティ!?」
 氷狼は厳しい目つきでリリスを見た。リリスとディールが最初に彼と逢った時と同じ眼だ。これは彼の戦闘態勢時の癖で、集中する時は必ずこうなる。
「フロスティ、ブリザードよ!!」
 リリスはファリアが指示を出しているのを見ながらあることに気がついた。
(もしかしてフロスティはお母さんがこの場で召喚することを予め知っていた!?)
 リリスはそう思った。確かに氷狼は『きっとまたすぐに逢うことになるだろう』と言っていたのだから。
 フロスティはガバッと大きな口を開き、氷の渦を魔術師目がけて撒き散らす。そこをディールとライトが剣で突く。だが無気味なことに、どんなにボロボロになろうとも魔術師からは血の1滴すら流れ出ない。
「フッ。ここまでやるとは正直、意外だったな。だが───」
 魔術師はリリスに達に向かって杖を突き出し、何やら長い呪文を小声で唱える。
「これならどうだっ!!」
 魔術師の持つ杖から巨大な火の玉が現れる。そしてそれが連続的に投げ付けられ、紅蓮の炎がリリス達を襲う。
 リリスとディールは咄嗟にファリアとライトをかばった。炎の塊と、それによって起こる熱風の直撃を受けた2人は石柱に叩き付けられてしまう。
「くっ・・」
「きゃあ!」
「リリス、ディール。しっかりして!」
 ファリアが2人の元へ駆け寄る。
「国王様!!」
 ライトが叫ぶ中パラライズが解け、ゆっくりとサンルーザ王が元に戻っていく。
「呪縛が解けたか。まぁいい、光のオーブを渡せ! さもなくば皆殺しだ!!」
 黒ローブの魔術師はサンルーザ王に強制する。
「王よ、それを渡してはならない!!」
 フロスティは威厳ある声で吠えた。しかし、サンルーザ王はちょっと困ったような仕種をしてから静かにこう言った。
「確かにこれは大事な物だ。じゃが、一国の王にとって民は1番大切な物なんじゃよ」
 サンルーザ王はそう言い終えると、懐から宝玉を取り出した。
「これが光のオーブ………フハハ、ついに手に入ったぞ!」
 魔術師は無気味な声を上げた。
(くそ………もういい歳だってのに親父1人にやらせるわけにはいかねぇ)
 ディールは満身創痍の状態だったが、無理して攻撃を再開する。
 一方、ディールが戦線に復帰したのに対し、リリスは背中を強打したらしく、まだ立ち上がれずにいた。
「フロスティ、2人の援護をしてあげて!」
 リリスの後ろに手をまわし、抱き起こしながらフロスティに向かって叫ぶと彼女は自分の娘の顔色を見ながら呪文を詠唱する。
「我と共に生るは癒しの精霊! レストア!!」
 ファリアはキュアの上位魔法に当たるレストアをリリスに施す。
「もう! 許さないんだからっ!!」
 やっとのことで立ち上がるリリスだが、すぐさま攻撃に転じる身の素早さはさすがといったところだ。
「ほう、まだ戦えるのか。だが、もうそんなに魔力も残ってはいまい」
 魔術師はリリス目がけて再び火球を投げ付ける。
「凄い………」
 ファリアが思わずこぼす。リリスが魔力の放出によって、緑色のオーラを纏ってるのだ。そのオーラによって火球はかき消され、火花が散る。
 ファリアは今まで長いこと魔術師をやっているが、こんな現象を見るのは初めてだった。もちろんそれは、リリス自身にとっても同じことである。
 なぜこんなことが起きたのかは彼女にも分からない。だが、これだけは分かった。『絶対に勝てる!』と───。
「我と共に生きるは───」
 杖を握る手はいつも以上に力が入る。確信はやがて自信へと変わり、新たなる力を生む。それがリリスには分かった。
「疾風の刃っ!! エアスレイブッ!!!」
 エアカッターよりも切れ味が数段良くなった真空の刃が魔術師の胸に深々と突き刺さる。
「おのれっ! アルテリアスの乙女め………」
 その言葉と共に魔術師はその場に崩れ、黒いローブがめくれ上がる。
「!! ………これは、人間じゃないわ」
「暗黒魔術による遠隔操作………か。そうだろ? ファリア」
 ファリアは頷いた。暗黒魔術とは魔術師の間で外道とされている禁呪法のことだ。
(これは拾っておかないとまずいな)
 ディールが落ちている光のオーブに手を伸ばす。するとオーブはまばゆいばかりの光を伴って輝き出した。
『現代に甦りし光の勇者よ………。私の名前はシャーリーン。よくぞ光のオーブの封印を解いて下さいました』
「光の女神………」
 ディールは誰にも聞こえないぐらい小さな声で無意識にそう呟いていた。
『ディール、貴方にはリリスと同様、残りの4つのオーブと4人の仲間を探す使命があります。そしてどうか世界を救って下さい………』
 女神はそう言い残すと何処へと姿を消した。
「光が元に戻ってゆくわ」
「王様、これ………」
「オーブの封印を解くことの出来る者がもし現れたらオーブをその者に託せ。………先王の遺言じゃ。持っていくがよい」
(アルテリアスの乙女? 聞いたことのない言葉のはずなのに、この言葉を聞くと頭が痛くなる………)
 リリスは意識が飛びそうな頭の中で必死になって考えたが、何のことだかさっぱり分からない。そして、彼女の意識に限界が訪れる。
「あっ! リリス!!」
 ふらりとよろけるリリスをディールは慌てて支える。
「魔力の使い過ぎだわ。少し休ませないと………」
「部屋ならいくつでも使ってくれ。不思議なことに、あれ程酷かった炎が何1つ焦がしていないしの」
(アルテリアスの乙女………か)
 ディールはあの魔術師がリリスのことをこう呼んだ理由を知っていた。
(そしておそらく暗黒魔術を使ったのは───)
 魔法は扱いに慣れてくると、例えば今回のように炎の魔法で辺り一体が火の海と化したとしても、目標物だけにしか効果を現さないといったように、ある特定の目標物にだけ効果を与えることができる。
 だが、そうなるには天性のカンか、血の滲むような鍛練をして身に付ける他はないといわれている。ましてや、それを魔術で行うのだから、あの黒ローブを背後で操っていた人物は相当な魔術師であることは間違いない。
 だからディールは心の中で1人の魔術師を疑わずにはいられなかった。天才的な魔法の才を持つ、1人の女性を………。

後書き/サブタイトル『勇者の目覚め』

 ありがちな設定でありがちな世界を舞台にしたこの話だけあってやはりありがちな展開に巻き込まれていくリリスとディール。この回は次の回への暗示を持たせるための話にしてみましたが、どうでしょうか?

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